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アサギマダラ

アサギマダラ

虫型(蝶系)生命体。

2013年

王家の谷へ初めて訪れた。狙いはフジバカマ王族が提供する花の蜜。

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン

虫型(蝶系)生命体。

幼虫は赤と黒の印象的な姿。スミレ王族の葉を好んで食用にする。

赤壁の回廊に生息している可能性。

ワシントンホーソン王族

ワシントンホーソン王族

ブルーベリー=ブリジッタ王族

ブルーベリー=ブリジッタ王族

ブルーベリー=ノーザンハイブッシュ=ブリジッタ王族。

2012年

既に幼児期を過ぎたブリジッタは南西の平原に場所を与えられた。

2013年

春、花を咲かす。

鳥型生命体ヒヨドリがブリジッタの花を襲う。

ネットシェルターが用意される。

2014年

全体に元気がない。

コニシキソウ王族

コニシキソウ王族

王族とは言え、神の目を盗んで侵入してきた歓迎されない王族。歓迎されない理由には、べたべたした白い液体、嫌な臭い、肉厚の醜い姿でいて、何者も入れないような酸性度の高い岩と砂のエリアに悠々と進出する。次々と領土を拡大させてしまう。

2012年

まさに隆盛を誇る勢い。コニシキソウ王族と神の手との攻防が始まった。



2014年

コニシキソウ王族の姿は少なくなった。それでも相当数のコニシキソウ王族は回廊のあちこちに残っている。

寒くなると姿を消す。種に形を変えて地中に退避する。

だから、種になる前に、その準備としての花を咲かせる前に、神の手に襲われることをコニシキソウは恐れる。

2015年

5月。まだ姿を見せない。




カラス

カラス

鳥型生命体。遠くに姿を見せる。空中回廊まで接近することもあるが、谷に舞い降りることはない。

クプレッサス・マクロカルパ・オーレア王族

クプレッサス・マクロカルパ・オーレア王族

クプレッサス・マクロカルパ・オーレア王族はコニファー王族に属する王族の一つだ。

オーレアの名を持つものは黄金色の輝きを持つ。

黄金色を見ないものにとっては魅力的には映らない。



王族となる前身は厳しいものだ。マーケットでは誰にも注目されず月日を重ねた。土地を与えられず体力を消耗させていった。

2013年

異空間から王家の谷に王族の一つとして届けられた。

足元は弱く、自立することさえ出来なかった。長年の放置で姿勢も歪んでいた。自立の支柱と矯正の支柱が必要だった。

2014年

以前、体力は回復しない。

2015年

漸く新しく伸びた葉が金色の輝きを見せた。しかし、油断は出来ない。

モンクロシャチホコ

モンクロシャチホコ

虫型生命体。ケムシの状態で、王族を攻撃する。

カナブン

カナブン

虫型生命体。

カナブンは回廊に生息する虫型生命体ではないが、何かの弾みで時空の隙間から入り込むことがある。ほどなく、姿は見えなくなる。

カナブンといえども姿を鳥型生命体の前に晒せば、餌食となる運命にあるから、長居は無用ということだろう。

カナブンは木本型王族と共生の関係にあるため、木本型王族の足元に潜むことは可能性を否定するものではないが、それを目撃することは難しい。

人型生命体が嫌うコガネムシと混同されて攻撃を受けるリスクの方が問題だ。

コガネムシ

コガネムシ

虫型生命体。

アブラムシ

アブラムシ

虫型生命体。

クモ(蜘蛛)

クモ(蜘蛛)

虫型生命体。

アリ

アリ

虫型生命体。

バラ(薔薇)王族

バラ(薔薇)王族

歴史は古い。その一つはノバラ(野ばら)だ。

ノバラ王族を最も攻撃していたのは、何と言うことか、神の手だ。

2015年の春、神の手の総攻撃により、3体か4体に拡張させていたノバラ王族は回廊から消滅させられた。3日3晩の壮絶な戦いだった。

バラ王族は前進に棘を覆い、取り分け、ノバラは相手構わず牙をむいていた。長年繰り返す様に遂に神の手の怒りを買ってしまった。

戦いの後、回廊に平和が訪れた。

アガパンサス王族

アガパンサス王族

神話時代の犬型生命体によって蹴散らされた王族の末裔だ。

赤壁回廊に場所が与えられるまで長い時間が経過していた。

2012年ごろ

西の回廊に場所が与えられた。

しかし、成長の様子はない。

伝説の王族だから、適切な保護策が求められる。

カキ(柿)王族

カキ(柿)

カキ王族の歴史も古い。

最初のカキは2010年ころに邪悪な手によって滅ぼされてしまった。

2012年~2013年

このころ、新たに2つのカキ王族に場所が与えられた。

カキ=富有柿の王族とカキ=禅寺丸の王族の2つだ。

場所は西の回廊の南側に禅寺丸、北側に富有柿といった布陣だ。



2015年

カキ=富有柿

2つの花芽をつけた。

ハナミズキ

ハナミズキ

王家の谷のハナミズキの歴史は古い。

1994年

初代ハナミズキは白花。1994年ごろに王家の谷に場所を与えられた。10年以上は生きたであろうが、知らぬ間に、人型生命体によって命を断たれたらしい。

品のいい若々しい白花が自慢であった。

2010年

次に新しい命が同じ場所に与えられた。ハナミズキ(白花)の二代目だ。2010年ごろのことらしい。

二代目は幼木ではなく、成木のものが降りてきた。風などによる不測の事態に備え、支柱が添えられた。

2015年

漸くハナミズキ(白花)の支柱が外された。

新たに、赤花のハナミズキ王族(レッドジャイアント王族)が隣りに降ろされた。まだ幼いものであった。

アジュガ王族

アジュガ

アジュガ族は何派にも分けて王家の谷への進出を試みている。

最初は東の浮島に辿り着いた。痩せた浮島では、しかし、かろうじて生き残っているだけだ。それさえも確かではない。

2012年

本格的な進出は、王家の谷、南のシャドーラインから始まった。

最初に2体が降ろされた。初夏のころ。ネコヤナギの南側はシャドーラインでも特に暗闇を深くしたエリアだ。

更に2体が同じエリアに下ろされた。

2013年

春、花を咲かせるとともに領域拡大が開始された。ネコヤナギの南側領域をほぼ制覇した勢いだ。

2014年

春、アジュガの紫色の花が数限りなく咲く。花のあとは前回のように拡大を始めた。

拡張した中から3体を取り出し、西側の飛び地に転移させた。

2015年

新たに1体がシャドーラインの東方に下ろされた。

アジュガの主力エリア、春の花の勢いは昨年並み。

転移させた3体も花を咲かし、拡張を始めた。

しかし、最強のアジュガを困惑させるのが、シバ族とクローバー族。アジュガの上に覆いかぶさってくるのだ。この3つの王族が激しいバトルを続けている。2013年の春から始まったバトルは最初はアジュガの一方的な攻撃だったが、徐々にシバが反撃に出て予断を許さない。

アジュガ王族が進出することにより、神の手からシバ王族を守る形になり、シバ王族が栄える結果になっているようだ。

拡大を続けるアジュガ王族の前に、次の接触が予想されるのがリシマキア王族だ。密度で圧倒するアジュガ王族の有意は動かないだろう。



カボチャ

カボチャ

家畜型(野菜系)王族。

2013年

西の回廊に置かれた。ツルはどこまでも伸びた。小さな実をつけた。大きな葉をつけた。

その後、行方知れずになった。

ジャーマンアイリス

ジャーマンアイリス

威厳と優美を併せ持つ王族の一つ。

2012年

青い花を咲かすジャーマンアリスが王家に谷に場所を与えられた。

つぼみの状態で降りてきたジャーマンアイリスは青い花を咲かせた。

2013年

花は咲かなかった。

2014年

瀕死の状態で発見されたものが北東のコリドーに場所を与えられた。

ブルーの王家の谷から北東のコリドーに移設。

2015年

ブラウンカラーの花を咲かせた。

一度も花を咲かせていない西の回廊のアイリスと思しき王族も北東の地に移された。

ジャーマンアイリス王族の集結ができた。

家畜型(野菜系)王族

家畜型(野菜系)王族

人型生命体の住む星では、同じ哺乳類という同族の豚型、牛型などの生命体は家畜とされ、同族の人型の食用にされる。

家畜・食用と看做されたら個性は殆ど無視される。

王族でも家畜型(野菜系)と看做されたものは王族の尊敬を受けることはない。食用として大事にされるだけだ。

トマト

トマト

1年生の草本。野菜系。食用に供することが目的で、王家の谷では大事にされるものの身分は低い。

トマト王族は分派が進み、系譜を洗うことは極めて面倒な状況にあるが、収穫までの短時間の交流だから、ルーツ探しに興味を持つ存在も少ない。



2014年

トマト=チカという名前の王族の1体を迎え入れた。

果実は青い神の手によって収穫されたようだが、チカは処分され、跡形もない。

2015年

6体がコンテナーに仕込まれた。

モモ=白桃, モモ=白鳳

モモ=白桃, モモ=白鳳

2015年

白桃は白鳳と同時に、王家の谷に姿を現した。両家は超近接する位置関係のため、あたかも一つの王族のように見える。両家はもともと縁戚関係にある。

ピンクの花を咲かせ、5月には結果が確認できた。

モモの王が与えられた地は痩せた地だ。強靭なモモ王族がその地を肥沃な地に変えることが期待されている。

カシワバアジサイ

カシワバアジサイ

アジサイ王族の一つらしいが親近性ははっきりしない。成長すると木本化するらしい。

201?年

南回廊シャドーライン上に場所を与えられた。

初年度は花を咲かせる元気があったが、その後は花を咲かせることもなく伸び悩んでいた。

2015年

直立する茎を伸ばし花を付けた。初年度に花を咲かせた茎は倒れたもののそのまま花を咲かせる。

アジサイ=霧島

201?年

アジサイ=霧島(2株)は半島部に場所を与えられた。

枯れることはなかったが、大きく成長することもなかった。

2015年

アジサイ=霧島(2株)は出島から南回廊のシャドーライン上に移設された。

アジサイ

アジサイ

西の回廊に生き残る古株の草本型王族である。年月を経て若干木本化を見せている。

度重なる青い神の手による攻撃により大きくした姿は今はない。激しい消耗により元気も失われている。



王家の谷と回廊の全体では、アジサイ王族は勢力を拡大している。

ナメクジ

ナメクジ

軟体生命体の一つ。殻を持たない。

カタツムリも軟体生命体の一つであるが巻き状の殻を持つ。

湿度を好む。夜行性。日中は陰に潜む。

草本型王族を襲う。

コスモス

コスモス

背が高く、風で簡単に倒される、草本型王族の一つ。多くは冬は種子になる。種子は必ずしも新しい命を芽吹かせる訳ではない。

王家の谷のコスモスは、神の手によって何度か、それも大量に送り込まれたりしたものだが、コスモスの王族としての連続性を感じさせるような春の自然再生は極めて少ない。

ビワ

ビワ

ビワは通称「枇杷」とされる樹木型生命体。

時として厳しい寒さに襲われる王家の谷は、温帯出身のビワにとっては好ましいものではない。

何度か、神の手によって降り立つものの、根を下ろしたものはまだ一人もいない。

2014年

実生のビワをコンテナ上に移して冬越しに入る。

2015年

冬越しは無事に出来たが、成長する様子は見せない。ダメージから立ち直れないままだ。前途多難が見て取れる。

ミミズ

ミミズ

ミミズは環形生命体の一つ。地中に生息する。土の中の有機物を食用とし、土の中を移動する。結果、地中の通気性の改善、培養性の改善が図れる。

原因と結果は同居する。土壌の質が悪い場合はミミズは生息できない。結果、土壌の改善は行なわれない。

土の中を力強く突き抜ける力を持つものは樹木型王族のみだ。

ミミズは樹木型王族の番兵のように従う。

アマガエル

アマガエル

蛙型生命体。

湿度の高い季節は姿を目だ立たせる。それ以外のときは土や落葉の下などに潜っている。

虫型生命体を捕捉して食用にする。

キジバト

キジバト

スズメ

スズメ

この頃では珍しくなったスズメも王家の谷の訪問者の一人だ。狙いは虫型生命体の捕食。

用心深いこの鳥型生命体を仔細に観察することは神の手を持っても容易でない。

ムクドリ

ムクドリ

ムクドリは下界で大繁殖を続けている。その一派は王家の谷にも押し寄せてきている。2014年ごろから、その姿が確認されている。

ムクドリはヒヨドリよりは小型で直接は対抗できないが、数が多いから、ヒヨドリの定期巡回の留守を狙うかのように、王家の谷入り込むのだ。狙いは虫型生命体。

王族にとってはむしろ歓迎する訪問者だ。

ヒヨドリ

ヒヨドリ

ヒヨドリは定期的に谷を訪問する。縄張りの一つなのだろう。

基本は虫型生命体の捕捉。春の子育て時期には食料確保ために王族の花や実にも関心を持つ。

マイマイガ

マイマイガは王家の谷を定期的襲う虫型生命体でもっとも嫌われるものの一つだ。

大発生すると、幼虫の成長過程で、好き嫌いなくどんな植物でも食べようとする。

幼虫のサイズは成長過程の後半5センチを楽に越える大きさになるが、そうなると、神の怒りのケミカル攻撃も通用しない。神が谷に降り立って直接手を下すしかない。

鳥型生命体は、この幼虫を捕食する。鳥型生命体を苦手とする王族にとっても、この点だけは歓迎しているだろう。鳥型は虫型と違って王族の息の根を止めることまではしないからだ。

成虫は小さなガ(蛾)に過ぎないが、卵を雨の当たりにくい、鳥などの目から隠れるような場所に産み付ける。

ウメ=豊後

ウメ=豊後

豊後梅は果実の大きい梅だ。花の季節は少し遅い。受粉中に利用されることも多い。

王家の谷の物語は2013年から始まる。



2013年

ウメ=露茜の受粉のために王家の谷に送り込まれた。場所は露茜の隣り。

2014年

花を咲かす。勢いは強い。露茜とスペースの取り合いが始まるが、

2015年

春、ピンク色の花を咲かせた。5月には初めて実をつける。4個程度。

ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウ
2014年

クリーム色とイエロー色の2株が南側の東西に場所を与えられた。

クリーム系は別に1つが土に差された。

2015年

春、クリーム系ツルニチニチソウは勢力拡大が確認された。伸ばした枝が着床して新たな拠点が3箇所で構成されていた。高さもあるので、スペース支配力は高い可能性がある。とは言え、まだ花を咲かせるほどの力は持っていない。

クリーム系は土に差されたものも既に自立している。自立株は既に5箇所を数えている。

イエロー系は冬のダメージが大きく、原状回復に留まっている。

クリーム系は新たに幾つの茎が王家の谷も南側に走るダークライン上の土に差された。

クリーム系ツルニチニチソウは大勢力の一つになる可能性がある。

ウメ=露茜

ウメ=露茜

2012年

ドウダンツツジの隣りに場所を与えられた。

2013年

花は咲かせたが結実を見ることはなかった。花は白く淡白な印象のものだ。

2014年

受粉中として豊後が花を咲かせたが、結実に至らず。

2015年

遂に露茜が実をつけた。数は4個と極めて少ないが、結実の実績は重要だ。

これまでも花は咲かせていたが、何が受粉の決め手になったかは分からない。

豊後、杏子が受粉のために用意された。

ウメ=白加賀

ウメ=白加賀

王家に谷で最大空間を構成する王族の一つ。

2014年

大事件勃発。王の身体の半分を失う。虫型生命体の攻撃を受けた。

失った部分は台木と呼ばれる部分だ。梅の実をこれまでにないくらい数多く付けて頑張ったが、その実は大きくなることはなく、ばらばらと振り落ちていった。

残された半身に実をつけたが数は少なかった。

2015年

残された半身に多くの果実をつけた。

いびつな体形になったため、張り出した枝を支えるための支柱が与えられた。

コスモス=チョコレートコスモス王族

コスモス=チョコレートコスモス

滅亡。

2年続けて、王家の谷に進出を試みるも、全く勢力拡大どころか、維持するに至らず。半年ほどで全て滅亡。

逆説的に考えれば、王家の谷に場所を与えずに、仮設コンテナー に住まわせたのが滅亡の理由かも知れない。

シバ

シバ

シバは王家の谷の最大勢力だ。シバの冠の王族がいくつ存在するかはっきりしない。

場所ごとに強い勢力を持つ王族が変わるようだ。

年月とともに変わることもある。

リンゴ=紅玉(実生)

リンゴ=紅玉(実生)

2013年

神々がほうばったリンゴの種から発芽した紅玉が西の回廊の近くに場所を与えられた。

2014年

殆ど成長しない。

2015年

殆ど成長しない。葉の数は僅か3枚。高さは10センチもないだろう。保護装置を置かないと瞬く間に怪獣に蹂躙され消滅してしまうだろう。

リンゴ=紅玉

リンゴ=紅玉

2012年

高さ1メートルもない幼い姿を王家の谷に現す。病気を持っていたのか葉が黄色く斑点を持つ。

2013年

可もなく不可もなく成長を続ける。 花を咲かす様子は無い。

2014年

可もなく不可もなく成長を続ける。 花を咲かす様子は無い。

2015年

可もなく不可もなく成長を続ける。 高さは2メートルを越えた。花を咲かす様子は全く無い。この王族の次のステージが何時始まるのだろうか。

リシマキア=リシマキア ヌンムラリア オーレア

リシマキア=リシマキア ヌンムラリア オーレア
  • 属名:サクラソウ科>オカトラノオ(リシマキア)属 >リシマキア(Lysimachia)
2013年

最初のリシマキア(リシマキア ヌンムラリア オーレア)が王家の谷に運び込まれたのは2013年のことだ。試験的に1個体が南西の日陰に場所を与えられた。

明るい黄緑色の葉が魅力的だ。オーレア(Aureum) とは金色(Golden)のこと。オーレアを名前に持つ王族は幾つかあるが、リシマキア ヌンムラリア オーレアもその一つだ。

問題は冬越し。

冬の寒さを前に、リシマキアの葉は茶色に変色を余儀なくされた。そのまま雪の下に埋もれてしまった。

2014年

春、雪が解けて、残骸が確認できた。ほどなく、命が残っていることが確認できた。温かくになるにつれて、黄緑色も復活してきた。見事、冬を乗り切ったようだ。

王家の谷でリシマキアが生き残ることが確認できて、また新たにリシマキアの2つの生命体が送り込まれてきた。

勢力域を拡大するのは、茎をするする伸ばして速い。

冬になると色も地味になる。姿も見えなくなる。

2015年

春になる都、再び、明るい黄緑色が目立つようになった。活動域を広げ、東の方向ではアルプス乙女の足元に迫る勢い。北方向はプラムの足元まで。西はアジュガの別働隊に迫っていた。

アジサイの1株を囲むように3株は最初置かれていたが、出発点となった3つの株もとの場所もはっきりしなくなっていた。

リシマキアは足は速いが密度がない。この地域の殆ど支配者と言って良いほどの勢力を持つシバ族の間を縫うように拡大を続けている。今後、どのようになるのか。

東方にある一大勢力、アジュガとの接触も時間の問題だ。

もう一つの問題は、平原へ軍を進めた結果、平原に襲来する巨大な怪獣型生命体と接触するようになったこと。 彼らは踏み潰し蹴散らしていく。

南方への展開も問題だ。相変わらず、進めることが出来ない。何世代にもわたって降り落ちた葉が層を成して王族の進入を阻止している。

リンゴ=アルプス乙女

リンゴ=アルプス乙女

王家の谷にアルプス乙女が姿を現したのは何年前だろう。

領地は決まらなかった。最初は西の回廊に近い場所だったが、結局、今の場所に落ち着いた。



冬を越した最初の年、即ち2年目は、2つの果実。いきなり立派な果実。



次の年(3年目)は,、花芽を多くつけていたが、2月、3月の数回の大雪に襲われて花芽が殆ど全滅。

それでも一番上に付けていた花芽だけがかろうじて生き残った。2つが花を咲かせた。2つの果実も貧弱。ぽろっと落ちて消えてしまった。

枝葉の張り出しもなく殆ど成長できなかった。この年は空間スペースの主導権を取れずに終わる。

 ※

4年目の冬も雪に降られたが前年ほどではなく、ダメージも限定的だったようで、花芽は無事に冬を越えることができた。春には10個程度の花を咲かせた。枝葉も伸ばして、多少だが勢力拡大。

登場者

登場者



- King -

木本型王族

草本型王族

家畜型(野菜系)王族

侵入型(雑草系)王族


- Lifeform -

犬型生命体

人型生命体

虫型生命体

蛙型生命体

環形生命体

軟体生命体

菌型生命体

鳥型生命体



- Spirit -

石の精霊

風の精霊

水の精霊

霧の精霊

露の精霊

雪の精霊

氷の精霊




- Artificial -

道具

仕掛け

ケミカル

ストーン




- Hand -

赤い神の手

青い神の手



2015年1月1日(固定)

地図(マップ)

地図(マップ)



- 赤壁 -


西




- 回廊 -


西





- Corridor -

石の砂漠

閉ざされた砂漠

- 邪悪な闇の山 -

汚れの滝

汚れの壁

- 妖怪の里 -

静寂の壁

類人猿の台地

- 侵略者の窓 -

黒いスリット

- 地底の激流 -

赤い砂漠

激流

※ ※ 


王家の谷と赤壁の回廊

王家の谷の西側には邪悪なものが住処とする魔の山がそびえていた。

南側は急峻な崖の奥底にあらゆるものを遮る激流が轟音とともにあった。

激流の両サイドには僅かな隙間を利用して様々な自然生命体や人工生命体(ロボット)が往来していた。その殆どは邪悪な目で王家の谷への進入を伺っているようだった。

邪悪なもの達が王家の谷に入り込まないように、幾つかの王族がボーダーを作っている。

王家に谷には西の回廊と東の回廊が繋がっていた。それらは又、北の回廊で接続されていた。回廊とは狭く暗い谷だ。

谷と回廊は神々の城ともいうべき赤い巨大な山の裾野をうねるように連なっていた。



2015年1月1日(固定)

語り部(ストーリーテラー)

語り部(ストーリーテラー)

王族の興亡の物語。この物語の語り手は赤い神の手の主だ。創造主ではないが、谷に降りて来て王族をひたすら観察している。

赤い神の手は、時々、赤い手が伸ばし、直接、間接に、王族と王家の谷とに影響を与える。

王族の数だけ物語がある。



王家の谷と赤壁の回廊の王族は全て、植物方生命体の名前を冠としている。



語りべは赤壁の奥の洞窟に潜んで観察している。



語り部は、最後に語った日付をストーリーに与えなければいけない。物語は最終更新日の新しい順に並ぶことになる。

固定の日付が欲しい場合は、語り草の中に埋め込まなければいけない。

必要を感じれば、日付を固定してもよい。



2015/1/1(固定)


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